金持ちは更に金持ちに、 貧乏人は更に貧乏になる国、台湾
中国の不動産について、
「バブルだ、崩壊だ」
と言われて久しいですが、
今のところ、
北京や上海等の中核都市では値下がるどころか、
更に上がり続けています。
私が住む台北も状況は同じで、
不動産は上がり続けています。
もはや、
普通のサラリーマンが
台北市内でマンションを買うことは
絶対に不可能なところまで
高騰しています。
不動産価格の水準は、
既に、あの中国の上海を越えています。
近年、中国からの投資が増えてきているようで、
それが高騰の原因のひとつのようです。
このまま行くと、近いうちに、
香港と同じような状況になってしまうかもしれません。
香港の不動産は、中国人に買い漁られて高騰し、
もはや、地元の人たちには手の届かない状況になっています。
テレビのニュースで、
「今年は下がるだろう、下がりそうだ」
と、毎年言われているのですが、
言われ続けて10年、一度も下がっていません。
現在の台湾の銀行金利は1%とかなり低く、
一方、不動産は年7-8%上がり続けています。
金のある人からすれば、
相当割りのいい投資でしょう。
今の台湾の市場は、
彼ら不動産成金が牽引しており、
高額商品は飛ぶ様に売れる市場になっています。
台湾も不景気と言われて久しいのですが、
フェラーリやランボルギーニ等の高級車は、
毎年、販売台数が増え続けています。
一方で、
台湾の大卒初任給は3万NTD/月で、
20年前と変わっていないそうです。
不動産をはじめ、物価は相当上がっているのに、
給与は全然上がっていないのです。
金持ちは更に金持ちになり、
貧乏人は更に貧乏になる。
台湾も、日本と状況は変わらないようです。
家は日本より高い、
給料は日本より低い、
物価は同じくらいですから、
日本のサラリーマンよりも大変かもしれません。