やっぱり、海外で暮らしたい! 【海外生活10年突破】

語学留学、海外就職、国際結婚等、何の取り柄もない僕が外国で普通に暮せるようになるまでの10年の記録、そして、これからについて綴っています。

セカ就は、簡単だ。 セカ就で何を実現するかの方が大事だ。

海外で就職するということvol.4


海外に出て、運良くいい仕事に就けたとして,
数年後には、必ずターニングポイントが訪れる。


そこで長く満足して過ごせる可能性は
決して高くないといことだ。


日本企業の現地法人で働いたとする。
職場には現地採用と駐在員がいるわけだが、
その待遇は、天と地ほどの差があるのだ。


そして、現地採用に与えられるポストは、
いつまで経っても、駐在員を超えることはない。


当たり前のことなのだが、
ひとつの会社に就職すると、
そこでのキャリアアップを考えるのは普通だ。


しかし、会社はそうは考えてはいない。
現地採用は、現地における駒でしかないのだ。

だから、いずれは仕事が物足りなくなったり、
スキルとポジションにギャップが出てくる。


会社は駐在員の代わりに君を主要ポストに就けることはない。
必ず、日本から代わりを連れて来る。


このことは、働き始める前に覚悟をしておくべきだ。
いつか、この会社を離れるときが来ることを。


この会社を通じて何を学び、
その後、何をしたいのか、
明確に描いておいたほうがいい。


これは、私自身が体験して感じたことだ。


仮に、長くひとつの会社でキャリアを積みたいと考えるならば、
日本企業の現地法人ではなく、現地で創業した企業や、
小さいベンチャー企業を探すほうがいいと思う。


また、最近は日本採用への道が開けている日本企業もあるので、
探してみるといいと思う。


小さな潰れるリスクが高いと思うかも知れないが、
実際には、日本企業の現地法人の撤退の方がよっぽど多い。


日本では大きくても、海外に出れば小さな出先でしかないのだ。
現地に根を張っている企業のほうが実は強かったりする。


それに、小さな会社であれば、多くのことを学べる。
起業、会社経営を身近で見ることができる。


そういう会社で働いていれば、
起業チャンスも意外と多く訪れることもある。


セカ就してから、どうしたいのか、
目的を明確にして行動する方がいい。


セカ就は、簡単だ。
でも、セカ就で何を実現するかの方がよっぽど大事だ。