やっぱり、海外で暮らしたい! 【海外生活10年突破】

語学留学、海外就職、国際結婚等、何の取り柄もない僕が外国で普通に暮せるようになるまでの10年の記録、そして、これからについて綴っています。

セカ就からチャイナドリームを掴んだ男のサクセスストーリー

海外で就職するということ vol.8



「天家」


中国でマグロといえば、天家。
この名前は、
中国の高級日本料理店の代名詞となっている。


2004年に、
上海にマグロ専門店「天家」を出店、
初期の頃は、本当にマグロしか提供しないお店だった。


そこに、中国人の富裕層が殺到した。
連日、中国人で超満員、
高額なトロや日本酒が飛ぶように売れた。


そして、日本人は、
端のほうでひっそりと。
本当に、そんな光景だった。



この天家のオーナーである日本人男性は、
父親がマグロ漁師だというだけで、
業界経験はゼロだ。


彼はマグロを中国に広めたいと、
上海に単身乗り込んできた。


そして、マグロの卸し業を始めた。


案の定、売れなかった。
当時、中国人は刺身を好んで食べることはなかったのだ。


そこで彼は、思い切って方針転換、
自ら飲食店の運営を始める。


誰も買ってくれないから、
自分で直接売ると。


もちろん、飲食店の経験などなく、
全くのド素人だった。


そして、
マグロ専門店「天家」をオープン。


本当にマグロだけ、
それ以外は売らないお店だった。


そして、
開店当初は客が集まらず、
かなり苦労されたようだった。


その後、日本人駐在員、
そして現地に住む台湾人のなかで
ひそかなブームとなっていく。


当時、中国に住む台湾人は、
中国のトレンドリーダー的な役割を果たしていた。


そして、彼らに触発されるように、
中国人富裕層たちが挙って訪れるようになったのだ。


その後、
商品も、タラバガニが加わり、
そして、新業態として回転寿司店を始めて大成功、
破竹の勢いで各地に出店。


上海万博にも
出店するまでになっている。


まさに、チャイナドリーム。


私の知る限り、
上海で最も有名なサクセスストーリーだ。


経済発展中の国では、
こんなビッグチャンスが転がっているのだ。



そんな彼のサクセスストーリーも、
香港でのセカ就から始まっている。


勇気を持って飛び込んだ者にだけ
そのチャンスがある。


興味ある方はこちらでどうぞ。
「マグロ帝王」
http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=80004900