「ハマる」には、 割り切ることが大事なのではないだろうか。 ホリエモン出所後初の書き下ろし「ゼロ」感想②
ホリエモン出所後初の書き下ろし「ゼロ」
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ハマること
目標を設定、現状分析から戦略を立て実行に移す、
その実行の際のポイントは、ハマることだという。
「ハマる」ということについては、
ちきりんさんの日記にも以下のような記載がある。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130813
「何の分野であれ高い成果を上げるためには、一定期間、何かにハマる経験がめっちゃ重要な気がする」
仕事で大きな成果をあげてる人の中には、生活時間の大半(人生と言ってもいいほど)を仕事だけに投入してる人がたくさんいるよね。彼らは仕事が大好きで大好きで大好きでしかたないんです。
自分の研究分野で突拍子もないことに思い至る人の中にも、数年から数十年もの間、寝ても覚めてもそのことを考え続け、その間、衣食住やら人付き合いやらに関しては、文字通り“ほったらかし”にしてた人もいるでしょ。
ゲームやプログラムの分野で一流になる人も、それにハマったからこそ、今の地位があるという人が多そうだし、物書きになってる人の中には、食事時も片時もページから目を離さなかった、みたいな人もいるのでは?
目標を決め、分析をして戦略を考え、計画を立てる。
そして、計画が出来上がった時点で満足してしまう。
結果、実行に移すも長続きしない。
私は、何度か、こんな経験をしている。
高校受験と大学受験のときだ。
実行に移す時点で、
ほぼ、熱が冷めてしまっているのだ。
物事には、好き嫌いや向き不向きはあると思うが、
受験の当時、「ハマるというコツ」を知っていたら、
結果は変わっていたのかもしれない。
周りには、勉強ができて、
いい大学に入った友人も多くいたが、
きっと、彼らはハマっていたのだと思う。
では、何故僕はハマれなかったのだろう。
それは、雑念、誘惑に流されたからだ。
今は、インターネットが発達し、情報量も多くなり、
雑念や誘惑は増える一方だ。
益々、ハマりづらい環境になっていると思う。
そのような雑念の多い環境の中ででも
ハマることができるのは、
必要な情報のみを取捨選択できる能力が高い、
割り切りがいいということではないだろうか。
普通の人は、自分の決定にそこまで自信を持てない。
だから、雑念、他人の意見につられてしまう。
受験の時期など、過敏になって、
あれもこれもと手を出してしまいがちである。
結果的には、どれも中途半端になってしまう。
だからこそ、
自分の判断を信じ、割り切る、
そういう力が必要なのではないかと思う。
これは、企業の経営にもいえる。
ドラッカーのいうところの
「選択と集中」に繋がることである。
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ただ、多くの経営者は周りの雑念に負け、
方針がブレていく。
そして、目標を見失って行く。
そういう人たちをたくさん見てきた。
僕が中国へ渡ってから、
言葉をマスターできたのも、
没頭できたからではないかと思う。
周りが帰国して行く中、
中国で生きて行くこと、
だから、
中国語をマスターすると決断をした。
そのとき僕は、
僕なりに割り切ったのだ。
日本での生活を諦めたのだ。
「ハマる」ためには、
割り切ることが大事なのではないだろうか。