やっぱり、海外で暮らしたい! 【海外生活10年突破】

語学留学、海外就職、国際結婚等、何の取り柄もない僕が外国で普通に暮せるようになるまでの10年の記録、そして、これからについて綴っています。

雑誌は本当になくなってしまうのだろうか。

エロ本業界の厳しすぎる現状について書きました
http://rioysd.hateblo.jp/entry/2013/11/13/115853

特にキツイなと感じたのが、今、エロ本を読んでいる人は「ネットが出来ない人」だという現実です。
現在、エロ本の読者の年齢層は40代から50代がメイン。
そしてその大半がネットをやっていない人、なのです。
だから、エロ本でネットの記事を書くと不評だと言います。
 キツい言い方をしてしまえば、エロ本を読んでいるのは、保守的な情報弱者なのです。
だから、何か新しいことをやってはいけないのです。


雑誌の直面している課題は、
皆こんな感じなのではないだろうか。
私の関わっている雑誌も同じ問題を抱えております・・。


ターゲットが、保守的な情報弱者、
40代から50代がメインですから、
今後、ターゲットは益々減っていくわけで、
地獄へのジェットコースターに乗っているようなものです。


これは、日本だけでなく、
私のいる台湾でも事情は同じです。


日本より発展が遅かった国は、
雑誌の普及が遅かった分、
雑誌に愛着、固執する人が少ない分、
雑誌離れの速度は更に早くなっています。


雑誌を見る人が、年々少なくなっていることは皆が分かっている。
自分自身も雑誌を買うことは、ほとんどなくなっている。
暇つぶしのネタは、ほぼスマホに奪われてしまっている。


しかし、幸いにも雑誌の広告単価はかなり高い。
だから、雑誌が売れなくても儲かる仕組みになっている。


そして、ネット広告は単価が低すぎて儲からない。
だから、ズルズルと現在まで来ているというのが、
大半の雑誌の現状なのではないだろうか。


もはや、市場の論理からすれば、
こんな高い広告単価が今後も続くことはないはずである。
明らかに見る人は少ないのだから。


ネットに戦場を移したとしても、
広告単価の低いネットメディアの世界で生き抜くのも至難の業である。
競争相手の数も雑誌の比ではないのだから。


出版業界の年齢層はネット業界と比べてかなり高い。
かなり年老いてしまっている。


M&Aのような劇的な変化がない限り、
そんな組織が、自ら変わることは無理だと思うのだ。


これから、出版雑誌はどこへ向かっていくのだろうか。