やっぱり、海外で暮らしたい! 【海外生活10年突破】

語学留学、海外就職、国際結婚等、何の取り柄もない僕が外国で普通に暮せるようになるまでの10年の記録、そして、これからについて綴っています。

会社を辞めて中国留学 学習編 vol.3

留学生活は日本の大学時代よりずっと楽しい


こんな感じで始まった、
10年ぶりの学生生活はとても楽しいものだった。
正直なところ、日本での大学時代よりも、ずっと楽しかった。


日本での大学時代と違い、留学生は年齢、学歴も様々で、
僕のように職歴がある同級生もいる。


そして、1年後には各々自分の元の生活に戻っていく。
だから、周りを意識しすぎる必要がないのだ。


そんな気楽さに加えて、皆が寮暮らししている。
だから、同級生と過ごす時間が自然と長くなり、
少しずつ親しくなり、身の上話をするようになる。


誰かが誕生日なら誕生日パーティ、
何もなくても、何クラスの誰かと食事に行くとか、
韓国人の同級生が実家から肉が送られてきたので焼肉パーティだとか、
毎週、何かしらのイベントに連れ出された。


日本での大学生活が不完全燃焼だった僕にとって、
10年ぶりに降ってきたキャンパスライフ、
リベンジの思いもあり、
余計に楽しめたのかもしれない。


韓国人留学生が多いのは僕の大学だけではないようで、
大学の近くには、たくさん韓国料理店があった。


大学の食堂の料理がすこぶる不味かったこともあり、
皆、外に出掛けて食べていた。
リアルな庶民の中華の味に馴染めないこともあり、
韓国料理屋に足を運ぶことが多くなった。


後から聞いた話だが、どこの大学も事情は同じで、
韓国料理店が日本人留学生の大事なライフラインとなっていたのである。


街の中心部へ出れば、
駐在員が接待で使う有名な飲食店もあり、美味い。


しかし、郊外にある学校付近の飲食店は、
肉体労働者の飯場のようなもので、
駐在員の行くそれとは似ても似つかないものだった。


中国の貧富格差を思い知らされた気がした。