やっぱり、海外で暮らしたい! 【海外生活10年突破】

語学留学、海外就職、国際結婚等、何の取り柄もない僕が外国で普通に暮せるようになるまでの10年の記録、そして、これからについて綴っています。

会社を辞めて中国留学 学習編 vol.2

中国語学習で初心者が越えなければならない最初の壁


開校から数週間は、何を言っているのか分からず、
結構苦痛な日々だった。


ただ、2・3週間もすれば、そんな生活に慣れ、
街へ出て、片言で一言二言話して通じると嬉しくなり、
生活上、最低限必要な言葉は少しずつ覚えていった。


それでも、授業中は相変わらずで、
何を言っているか分からない日々が続いていた。


それは当然の事だった。
決定的に語彙力が不足しているのだから。



そう感じた僕は、
毎晩、ひたすら一番簡単な会話用の教科書を
ひたすら復唱して暗記することを始めた。


すると、効果はてきめん、片言ながら、話せるようになり、
初級クラスの授業で先生が話す簡単な言葉が少しずつ分かるようになった。

もちろん、「初級クラスだから」という理由が大きいが。
初級クラスの先生は幼稚園児に話しかける様に、
大きな声でゆっくり話すのだから。




語学学習では、最初のうち、ある程度の詰め込みをする必要がある。
単語しかり、文法しかり、それがないと話しようがないので。



少しずつ分かってくると、授業も楽しくなって来る。
周りも完全に理解しているわけではないと、分かったからだ。
気が楽になっただけの事だが、これはかなり大きい。
これが好循環となって、進歩も早くなるのである。



開講の頃、私よりも年上のクラスメートが数名いたが、
この最初の壁を越えられず、辞めて行った。


彼らは仕事をしないといけない経済的な理由もあったのだろうが、
成果が上がらないことに焦ってしまったのだと思う。
年上だと、皆に聞きづらい、恥ずかしい気持ちもあっただろう、



はっきり言って、中国語の文法など、
日本語や英語と比べると断然少ない。
単語を並べて話しているだけと言っても過言ではない。


だから、最低限の単語を頭に叩き込んでしまい、
授業や生活の中でアウトプットし、聞き慣れていけば、
自ずと話せるようになるものである。


それが、かなり苦痛なのは確かだが、
それは越えなければいけない最初の壁だと思う。


難易度の高い、中国語独特の発音の習得は、
プライド、羞恥心を捨てられないと無理だ。
なぜなら、かなり恥ずかしいものだから・・。


もちろん、ビジネスで使ったり、映画を見るようになるには
かなりの修行が必要だが。